ひと工夫を加えると、このような画風にすることが出来ます。(画像3-1)
2)の塗り方を簡単に説明します。まず、テクスチャレイヤを用意します。テクスチャレイヤは以下の要領で作りました。
テクスチャレイヤの下層にレイヤを作成し、色を塗るとこのようになります。
上段が原寸です。テクスチャ効果がかかっている方(右)はやけにボソボソしていて、見目よいとは言えませんが…
これを50%縮小してみると、アナログっぽいノイズに見えませんか?(フィルタの値などを細かく説明しましたが、これはこのイラストの場合であり決まっている訳ではありません。色々試してみて下さい)
アナログ風味における塗りはこのようになっています。(画像3-3)
かなり荒い塗りですが、色を置いて伸ばす手法は普段と同じです。筆圧や伸ばし距離を調節しつつ、水彩の滲みを真似るつもりで塗ります。伸ばし筆のトーンは「特殊1-70%」を使用。
最後にトーンレイヤを作成します。(画像3-4)
1… | トーンレイヤ。 トーン「水彩3-100%」で塗り潰し、加算レイヤとします。 若干赤みのついた色を選んでいます。 |
2… | 塗りに使用したハイライト(瞳の光)の加算レイヤ。 |
3… | 1のレイヤによって全体的に色が薄くなるため、塗りレイヤを複製、乗算にして重ねます。 |
4… | テクスチャレイヤ。 |
5、6… | 線画レイヤ。 髪とその他で分かれています。 |
7… | 塗りレイヤ。 |
レイヤ1と3を重ねることで、紙に描いたような効果が出ます。トーンの種類を何にするか、透明度を何%にするか等は、テクスチャレイヤ同様色々試してみて下さい。これという値は決まっていません。